あらすじ

港町を見下ろす静かな高級住宅街で暮らす西国由香は、気が強く、口も悪いが、誰よりも情に厚いおばあちゃん。親友の智恵や孫の遥と平和に暮らしていた——はずだった。 玄関を開けたら「ただいま」と自分の家に帰って来たかのようにいう総理大臣がいて、おばあちゃんは「こんな時間にうちにくるのはあんただけだよ」と迎え入れて、「よし、うちで保護するよ」ってなに?「孝ちゃん、から揚げ食べる?」と大量のから揚げを出す智恵。えっ、智恵さん、その量おかしいから!待って、誰か説明して!……胃が痛い」 総理誘拐?愛人発覚?次々に問題続発にどうするのよ、おばあちゃん!? 美しい港を見下ろす高級住宅街は平和だったはずなのに、総理の不在は思わぬ方向へ発展していくが―― 事件に関わる人たちはどこか抜けていて、どこか優しい。 「ただいま」 「おかえり」 港を見下ろす高級住宅街は今日も騒がしい。 総理も、おばあちゃんも、秘書も、刑事も、みんな少しずつ不器用だ。 それでも「おかえり」と迎えてくれる家がある。 これは、港町で起きた小さな事件と、帰る場所を見つけた人たちの、優しくて少し笑える物語。

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カクヨム
カクヨム2026/07/10
  • 現在の作品続 港を見下ろす高級住宅街は今日も平和です。(たぶん)