あらすじ
「あなたに価値はない」――そう言い渡され、王太子エドワードから婚約を破棄された公爵令嬢アリシア。
彼女は幼い頃から、未来を視る希少な『先見の魔導』を持ちながら、王家の思惑でそれを隠してきた。さらに、魔力を込めた装飾品である魔導具を作る職人としての才能も密かに磨いていた。だが、貴族社会では『職人』は卑しい身分とされ、彼女の才能は誰にも認められなかった。
冤罪を着せられ、魔物の巣食う辺境伯領へと追放されたアリシア。彼女はそこで、自分の魔導具と先見の魔導を駆使して領民を守り始める。彼女の作る魔導具は瞬く間に国中で噂となり、やがて王国を揺るがす陰謀が明らかになる――。
一方、王都ではアリシアを追放した王太子が、新たな婚約者に騙され、国を危機に陥れていた。すべてを知った王太子は後悔し、アリシアに助けを求めるが……。
「今さら、何を言っているのです? 私はもう、あなたのものではありません」
これは、『無能』と断じられた令嬢が、自らの才能で辺境を豊かにし、真実の愛とざまぁを手に入れる物語。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。