あらすじ
営業事務として働く清水純は、妻子ある上司・黒瀬との不倫関係から抜け出せずにいた。
支配と執着が入り混じる関係に心をすり減らす日々のなか、職場へリモア系企業出身の青年・白河が転職してくる。
英語とリモア語を操るトリリンガルで、誰にでも穏やかに接する白河。
だが彼は、ときおり東部リモアでしか使われない言葉を口にし、一族や過去についても多くを語ろうとしない。
純は彼に惹かれていく一方で、その正体に拭えない違和感を抱き始める。
やがて、在日リモア文化協会への強制捜査をきっかけに、白河を取り巻く巨大な闇が浮かび上がる。
彼は救いだったのか、それとも危険な世界へ導く存在だったのか──。
恋と国家、支配と再生が交錯する、心理サスペンス恋愛小説。
※本作は架空の国家・団体・人物によるフィクションです。