あらすじ

ヒロコの主人が逝って、半年が経った。 毎朝、目が覚めた瞬間だけ、まだ慣れない。隣が、空いていた。 一方、たかしの妻にガンが見つかった。余命半年。病院のベッドで眠る妻の顔色は変わらない。そんなことがあるわけないと、まだ信じられなかった。 喪失と、喪失の予感を抱えた二人が、八月の111号室で向き合う。 やがて11月1日が来る。四人はいつもの部屋で、体温を分かち合う。 そしてサトコが、静かに告げた。 「このホテル、数年後にはなくなるらしいわよ」 いつか終わりが来る。早いか遅いかの違いがあるだけで。 それでも、また来年と言い続ける四人の、命の循環の物語。 ※本作は「111」シリーズ第三作です。第一作・第二作を先に読むことをおすすめします。 ※性的描写あり(R15相当)。直接的な描写はありません。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/07/10
  • 現在の作品111 〜それでも、また来年〜