あらすじ
婚約破棄をしなければ王太子が死ぬ。
そう告げられた悪役令嬢リリネラは、自ら婚約破棄を申し出た。
しかし、王太子レイアスは、その書類を暖炉へ投げ込んだ。
「君と別れる紙なら、一文字も読みたくない」
何度嫌われようとしても、彼は笑って守ってくれる。
熱湯を浴びても。
聖女を薦めても。
婚約破棄を宣言しても。
――まるで、すべてを知っているかのように。
やがてリリネラは知る。
なぜ王太子が世界中の誰よりもリリネラを愛しているのか。
そして「悪役令嬢」が生まれた、本当の理由を。
これは九十九回やり直しても彼女を救えなかった王太子と、世界で最後の悪役令嬢が運命を書き換える恋の物語。