あらすじ
交わらぬ季節を越えて。君を想う二つの心が、いま『拍』を合わせる──。
離れた場所にいる二人の、季節のタイムラグと切ない距離感を響かせ合う、対(つい)となる四首の相聞歌(往復書簡)です。
(※第2回カクヨム短歌賞【ナツガタリ'26】1首部門の応募作品です)
舞台は江戸時代。
温暖な国で、白き梅の香に包まれながら暮らす、本草学者の娘。
雪深い国で、まだ残雪を蹴る堅香子を見つめる、廻船問屋の若旦那・惣助。
遠く離れた海と空を挟み、お互いの地元の花に想いを託して交わされる恋文のうた。
現在執筆中の歴史小説『青松の道を拓く者』の世界観から生まれ、いずれ本編で二人が実際に交わす手紙(返歌)としても登場する予定の歌になります。
結末はまだ誰にも分かりません。それでも海の向こうの相手を強く想う、今この瞬間の純粋な祈りを調べにのせました。
(今の所、恋愛要素はゼロです。惣助に、素敵な恋が訪れますように……)
二人の旅路の始まりを、どうぞ見届けてください。
※本作の言葉選びや時代考証の推敲にあたり、AIの補助を活用しています。