あらすじ

昭和20年代の大阪千里丘、主人公のぼくは、病弱で、友達の妹のふみちゃんとおなじお味噌だった。ガキ大将を頂点にして子供たちはがいこつ池の探検をする。山の上から見た景色、大きな木の下にコスモス、僕はそこに住みたいと思った、ふとふみちゃんがそばにいる幻想を抱く。  やがて東京へ転校するが、別れの挨拶にもふみちゃんは出て来ない。汽車の窓から家の近くの踏切を見ると、少女が一人立っていた。確認することもできないまま汽車は過ぎた。  東京に来てからは家庭環境が悪くなり、ぼくは次第に切れる子になって行った。30過ぎてぼくは故郷をもう一度訪ねてみた。母親同士が仲良くしている幼馴染の母親はしきりと彼女とぼくをくっつけようとした。ふみちゃんは一度結婚したが心を患い、離婚したと聞く。  ぼくはかつての家の近くの踏切の方へ向かった。そこで見たのは全身白い服を着た小柄な女性が通り過ぎる列車に手を振っている姿だった。手にはコスモスの花。  ぼくは「これでええねん、しゃあねえもん。」とつぶやき、がいこつ池に行くのを止めた。

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エブリスタ
エブリスタ2026/07/08
  • 現在の作品がいこつ池