あらすじ

特殊能力者を監視・分析する秘密組織のエージェント・憂月憂は、現実を書き換える力「現実改変」を持つ可能性がある大学生・希代望の監視を命じられる。 怠惰な性格の憂は、監視だけでは埒が明かないと判断し望に接触。彼が無意識のうちに「望んだ結果」を引き寄せる現実改変能力《択一》の使い手であることを突き止め、自らの仕事を手伝わせながら能力の訓練を始める。真面目すぎる望と、自堕落ながら面倒見の良い憂。正反対の二人は、ネフィリムと呼ばれる異常存在との戦いを通して、少しずつ信頼を深めていく。 しかし、憂には誰にも語れない過去があった。 高校時代、孤独だった憂を救った親友・火幟燈。太陽のような笑顔で憂の心を開いた彼女は、ある日、百貨店に潜む最悪のネフィリムに喰われ命を落とす。さらに、その死は憂自身の判断と秘密が招いた悲劇だったと知らされ、憂は自責の念を抱えたまま、復讐だけを支えに生きてきた。 その過去を知った望は、憂の本当の願いは復讐ではなく、「もう二度と燈のような犠牲者を出さないこと」だと告げる。その言葉に救われた憂は、自らの過去と向き合い、望と共に宿敵である百貨店のネフィリムへ最後の戦いを挑む。 亡き親友の想いを胸に、二人は絶望的な強敵を打ち破り、長年の因縁に終止符を打つ。そして戦いの果て、憂は燈との思い出を胸に刻みながら、新たな一歩を踏み出すことを決意する。 これは、過去に囚われた少女と、未来を信じる青年が互いを救い合いながら歩む、喪失と再生の現代異能ファンタジー。

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カクヨム
カクヨム2026/07/09
  • 現在の作品憂月憂の自堕落観察日記