あらすじ
50歳目前――。
恋なんて、もう自分には関係ないと思っていた。
49歳の雑貨店店員・藤井由紀子は、娘を育て上げ、初めて「おひとり様」の時間を楽しみ始める。
ファミレスから始まり、カフェ、居酒屋、BAR…
仕事帰りに立ち寄った個室ダイニング「komado」。
顔の見えない店員と、小さな窓越しに交わす何気ない会話だけが、少しずつ由紀子の心を癒やしていった。
一方、komadoを経営する33歳の桐生湊。
常連客の由紀子が気になっていた。
偶然訪れた雑貨店ーー。由紀子が接客し、その穏やかな笑顔に惹かれていく。
「年齢なんて関係ない。」
真っすぐな想いに、恋を諦めていた由紀子の心は、少しずつ動き始める。
しかし、komadoを経営する湊には、老舗ホテルグループを支える一族としての責任があった。
湊の母は息子の将来を案じ、由紀子に「別れてほしい」と頭を下げーー。
恋を卒業したはずの50歳と、一途に想い続ける33歳。
17歳の年齢差を超えて紡がれる、大人だからこそ胸に響く、切なくて温かい純愛ラブストーリー。
中盤から沼きます。離脱せずにお付き合いいただけたら嬉しいです。