あらすじ

市営鉄道・海鳴り線の忘れ物センターで働く大庭湊は、ある春の夜、不思議な女性・片瀬栞から一つの鍵を託される。

「三月三十一日までに、七つの忘れ物を返してください」

赤い傘、止まった腕時計、古いカセットテープ、届かなかった手紙。

忘れ物を返すたび、湊は自分が長いあいだ目をそらしてきた記憶へ近づいていく。

終点に残された栞は、何を返そうとしているのか。

これは、失くしたものと、忘れていた自分をめぐる、春の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2026/07/10
  • 現在の作品終点の栞