あらすじ
ミステリアスな雰囲気を漂わせる……いや、マジで漂わせただけの少女。宇井 美玖と出会った主人公、道寺 衝。
2人はたまたま、地中を抉って形成されたダンジョンを発見する。
ロマンを求めて、思い付きで潜ったダンジョン。
そこではどういう恩恵か“スキル”が付与される、いかにもファンタジーな世界だった。
道寺が与えられたスキルは“身体強化”。
己の身体を強化するという非常にシンプルなスキルであったが、最大のデメリットが存在した。
「ぶっ、あははははっ!! ぼう、棒人間に……なってる……!! 面白いではないか、ずっとそのままで居たらどうかね!」
「……お前後でぶん殴る」
「そのほっそい腕でかね!! はー……冗談も大概にしたまえよ……!」
それは、自分の身体が棒人間になるという問題だった。
外見を気にするお年頃の道寺にとっては、致命的な問題だった。
なお、HPが0になってもしばらく透明状態になるだけで死なない安心仕様ですが、ダンジョンから1時間は出られなくなる不便仕様でもあります。