あらすじ

夏になると、私は決まってこの島へ帰ってくる。 潮風が吹き抜ける、小さな離島――結守島。 そこで出会ったのは、硝子細工のように儚く、それでいて誰よりも優しい少年・結守瑠璃だった。 ラムネを飲んで。 夕焼けを眺めて。 海を駆け回り、夏祭りではしゃぐ。 何気ない夏の日々は、いつしかかけがえのない恋へと変わっていく。 けれど、夏の終わり。 二人には、どうしても抗えない運命が待っていた。 「俺は必ず戻ってくる。」 その約束だけを残し、少年は少女の前から姿を消す。 大切な人のもとへ帰るため、人になる道を選んだ少年。 その帰りを、何年経っても信じ続ける少女。 やがて再び巡る夏が、止まっていた二人の時間を静かに動かし始める――。 これは、ひと夏の初恋から始まる、少し不思議で切ない現代ファンタジー。 檸檬キャンディーのように甘く、少しだけ切ない。 夏の風が運ぶ、小さな奇跡の恋物語。

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小説を読もう2026/07/10
  • 現在の作品硝子の少年と夢見る少女