あらすじ
“君によく似た男の子だ。ジェームズでどうだろう”
赤子を抱えた主人公・イーサンが妻・ルビーに放った言葉が、夫婦仲に亀裂を走らせる。
イーサンは我儘な妻に尽くす、純粋で健気な愛妻家。
何でも額面通り受け取ってしまう、生真面目に不器用を重ねたような男だが、自分を押し殺し、愛する妻の望む生活を与えることで、誰もが羨む夫婦円満を実現。歪ではあるものの、幸せな日々を維持してきた。
ジェームズが彼女の前にいる奇跡すら、ルビーが何度もせびったことが発端だ。
イーサンは最初から乗り気ではなかったが、最愛の妻を思えばこそ、ジェームズがいま腕の中にいる。
しかし事態は、ルビーがヒステリックに叫んだことで、イーサンの腸が煮えくり返ってしまうまで発展する。