あらすじ

篝真琴は、姉・紗代の一周忌のため、一年ぶりに生家へ帰郷する。 古いが手入れの行き届いた日本家屋。 変わらず若々しい母と祖母。 姉の遺影のそばに置かれた、幼い頃の鈴。 そして、夜になると離れに灯る、懐かしくも不気味な光。 真琴の左手の薬指には、生まれつき紅く染まった爪がある。 祖母はそれを篝家の祝福だと言い、母は目を逸らし、亡き姉はいつも「綺麗だね」と笑ってくれた。 やがて真琴は、離れにいる黒衣の男・朔と出会う。 彼は篝家の女たちを守る存在であり、長い歳月の中で、この家に加護と繁栄をもたらしてきた。 けれど、その守りは本当に救いだったのか。 姉はなぜ死んだのか。 篝家の女たちは何を受け継ぎ、何を奪われてきたのか。 恐怖、理解、憐憫、そして恋情。 真琴は朔の孤独を知り、同時に、この家に灯り続けてきたものの正体を知っていく。 これは、可哀想なものを可哀想なまま終わらせるための物語。 ※本文完結まで執筆済み。全13話、毎日21:00投稿

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カクヨム
カクヨム2026/07/09
  • 現在の作品爪紅の灯──篝家の花嫁──