あらすじ
森田家は、いつもと変わらない朝を迎えていた。
だが、一つだけ違っていた。
父・俊昭の証券口座の残高が、異常なほど増えていたのだ。
俊昭は喜び、家族に自慢する。
母・香織は「新しい洗濯機が買えるかな」と笑い、
娘・遥は軽口を叩く。
いつもと変わらない、幸せな家族の時間。
だが――
事件は、すでに始まっていた。
本人のID。
本人のパスワード。
本人のパソコン。
本人の指紋認証。
証拠は完璧だった。
AIによって父は犯罪者にされた。
これは、AI時代に起こり得る新たな冤罪と、その真実を追う刑事たちの物語。