あらすじ

(5分で読める1000文字程度の短編小説です📚️) 世界各地で戦争が日常化し、地雷の看板や監視ドローンが街に溶け込んだ夏の午後。 17歳の高校生・朝日は、幼馴染であり恋人の「夕凪先輩」とのデートのため、アイスを入れたクーラーボックスを手に公園へ向かう。 現れた夕凪先輩は、過去の戦争で右腕と左足を失った、松葉杖をつく白髪の美少女だった。歩き回る代わりに青いベンチに隣り合って座り、ガリガリ君を分け合う二人。飛行機雲の消えた空の下、二人は新しく始まる大国同士の戦争の勝敗を、まるでスポーツの試合のようにコーヒアイスとケンタッキーを賭けて無邪気に予想し合う。 何年かかるか分からないその賭けに対し、先輩は「私達何年先もずっと一緒なんだし」と真っ直ぐに告げる。世界がどれほど歪み、不穏な空気に包まれても、朝日は照れ隠しに空を見上げながら、先輩と過ごす大切な日常を確かに紡いでいく。不条理な世界の中で、二人の瑞々しくも切ない夏のひとときを描いた短編小説。

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カクヨム
カクヨム2026/07/09
  • 現在の作品戦争が日常となった夏の午後、17歳の僕は夕凪先輩とデートする。