あらすじ
二二〇〇、横須賀地区にいつもの消灯ラッパが鳴った。
その四時間後、世界は音もなく変わった。
衛星通信、GPS、民間電波、外部回線、すべて沈黙。
夜明けとともに隊員たちが見たものは、あるはずの市街地ではなく、異常な密林と巨大な湖だった。
大気、土壌、生物、天体、地形。
自衛隊はパニックではなく、観測を選ぶ。
真水は約二十日。
食料は約六十日。
燃料は約九十日。
籠城だけでは、六千人は生き残れない。
ならば外へ出て、この世界のルールを暴くしかない。
これは、横須賀地区ごと未知領域へ放り込まれた自衛隊が、銃ではなくファクトと補給で生存圏を切り開く、観測型サバイバルSFミリタリー。