あらすじ

石黒美津夫は絵に描いたようなワンマン社長だった。ひとり息子のおれを部長に据えたものの、甘い顔ひとつ見せることはなかった。  石黒美津夫は酒呑みだった。モエ、ドンペリ、シャトー・マルゴーにシャトー・ラトゥール。高価な酒を惜しげもなく毎晩空にした。  そして一般的な酒好きと同じように、甘いものが嫌いだった。  腹が立ったのは、父が嫌いなケーキをわざわざ持ってやってきたことだった。

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エブリスタ2023/09/06
  • 現在の作品ロミオの息子