あらすじ
魔力に乏しい落ちこぼれ魔女のミアは、学校の使い魔召喚儀式で最悪のミスを犯してしまう。
魔法陣から現れたのは、巨大な闇の気配を纏う規格外の大悪魔・ゼルだった。
焦ったミアは咄嗟に安物の「赤い契約チョーカー」を彼の首に嵌め、「今日から私がご主人様よ!」と15cmの厚底ブーツで必死に背伸びをして虚勢を張る。しかし、大悪魔である彼にそんな呪いが効くはずもなく、ゼルは痛がりもせずに極上の悪い笑みを浮かべた。
「あー、人間界に来たら魔力切れちゃった。ねえ、魔力補充させてよ」
そう言ってミアを壁に押し付け、甘く強引に唇や首筋から魔力を奪っていくゼル。
表向きは「ミアが主、ゼルが使い魔」という関係でありながら、実態は圧倒的な力と色気を持つ彼に手のひらで転がされ、魔法を使うための魔力すら彼に依存させられていく。
やがて、ミアの異常な魔力変質に気付いた魔女協会の上層部が、彼女を異端として排除すべく精鋭討伐隊を差し向ける。
絶対絶命の危機に陥るミア。その時、普段は彼女をからかってばかりのゼルが、バケモノとしての恐るべき本性と、底知れない「執着」を露わにして——。
「一生、俺のことこき使って責任取ってよね、ご主人様?」
これは、形だけの『主』となった負けず嫌いな少女が、圧倒的な力を持つ大悪魔の重すぎる愛と過保護な呪いに、完全に囲い込まれるまでの歪なロマンス。