あらすじ
溺愛なんて、まったく予定になかった。
王太子殿下には想う人がいて、わたくしもこの政略婚約を穏便に終わらせたい。だから“自分から心変わりした”という筋書きを用意して、その恋人役に最強・無表情の騎士団長アーレン・クロイツを雇った――はずだった。
ところが彼は、三年分の想いを隠していた。
完璧なエスコートも、用意周到な贈り物も、赤くなる耳も、何もかも全部、本気で。
「フリでは、なかった。最初から。ただの一度も」
氷の騎士団長が、わたくしにだけ甘くなる。すれ違い両片想いの溺愛婚約破棄、短編完結です。