あらすじ

隊列を離れて群れの主を討ち、民衆に英雄と呼ばれ、そして左遷された。 若い騎士が送られたのは、四十年間一度も使われたことのない国境の狼煙台。そこでは老兵がひとり、今日も薪を新しいものに替えている。灯りもしない狼煙のために、四十年間、毎朝。 「灯らなかった日が、いちばんいい仕事をした日ですよ」 無駄だと笑った騎士は、まだ知らない。その薪が一瞬で火柱になる夜が来ることを。そして炎が、見えない稜線の向こうまで、確実に繋がっていくことを。

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小説を読もう2026/07/08
  • 現在の作品四十年間、一度も使われなかった狼煙台の薪は、今朝も新しい