あらすじ

戦争が、人間同士の争いではなく巨大なシステムによる戦闘へと変化した近代。 個人の意思よりも、命令と効率が優先される時代。 そんな世界で、一人の男が軍隊を離れた。 理由はただ一つ。 「それは、自分の音ではないから。」 彼の名は、FOURBEAT(フォービート)。 燕尾服を纏い、四丁拳銃を操る賞金稼ぎ。 師から受け継いだ技術を、自らの感性で磨き上げ、銃声すら一つの演奏へと変える男。 彼にとって戦いとは、命令による作業ではない。 自分自身が奏でる、唯一無二の音楽だった。 --- そんな彼の前に現れたのは、戦場で生き抜くためだけに力を手に入れた男。 NUTCRACKER(ナッツクラッカー)。 コンバットスーツとモッズコートを身に纏い、ショットガンと格闘術を使う戦闘の達人。 彼には師も、受け継いだ流派もない。 戦争そのものを相手に戦い方を作り上げた、孤高の兵士 --- 二人は賞金稼ぎとして共に戦うことになる。 価値観も、戦い方も、全く違う。 一人は戦いを演奏と呼ぶ。 一人は戦いを生存のための手段と考える。 それでも二人は、戦場の中で互いを認め合っていく。 --- 彼らの周囲には、傷ついた命も集まっていく。 そして、戦場で出会う人々。 彼らとの時間が、戦うだけだった二人に「守りたい日常」を与えていく。 --- しかし、戦争の時代は終わりを許さない。 二人は最後の戦場へ向かう。 演奏者と暴れ鬼。 異なる二つの音が、最後の一曲を奏でるために。 これは、誰かに決められた音ではなく、 自分自身の音で生きようとした賞金稼ぎたちの物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/08
  • 現在の作品四拍の円舞曲