あらすじ
次期女伯爵として大切に育てられたファビオラは、侯爵家の三男であるディルクと結婚し、愛する家族に囲まれて幸せな日々を送っていた。
だが、両親が事故で亡くなり、女侯爵として忙しい日々を送る中で不治の病に侵されてしまう。
余命僅かと診断された彼女は、自分の死によって愛する夫に悲しみを引きずってほしくなく……病であることを伏せて「真実の愛と共に生きていきたい」と、全てを置いて一人家から去ることを決意した。
そんな妻を愛するが故に、夫のディルクがとった行動とは――。
母ファビオラと父ディルクの遠い記憶。
それと同時に、その時間を確かに生きていた息子の記憶が織りなす――切ない愛と時間の奇跡の物語です。