あらすじ
神様の手違いで異世界に転生したレイジ。授かった才能は最底辺、ギフトは誰も見向きもしない【自己強化(小)】だけだった。
──ただし、このバフ。なぜか他人のバフの上に重ねられる。
前世は戦略ゲーム廃人。派手な力はなくても、盤面を読む頭ならある。地道な工夫と観察で成り上がりはじめた矢先、レイジはBランクパーティー「紅の盾」に勧誘される。
新人を囮に使い、報酬を掠め取る、悪名を隠した搾取パーティー。……そんなこと、調べれば分かる。分かった上で、あえて乗った。
「搾取されるのは授業料。それ以上のものを、こっちは持ち帰るだけだ」
経験、実戦データ、連携のノウハウ。したたかに"回収"を続けるレイジだったが、ある日の格上討伐で全てが崩れる。想定外の増援、崩壊するパーティー、そして自分に命じられる「死の殿(しんがり)」──。
これは、最弱の戦略家が「ざまぁ」の代わりに最適解を選び、自分を騙した連中と最強のギルドを作り上げる物語。