あらすじ
公爵令嬢エレノア・アルヴァインは、美しく気高く、どんな理不尽の前でも背筋を伸ばして立つ令嬢である。
身に覚えのない罪を着せられても、悪意ある噂に巻き込まれても、エレノアは逃げず、事実を確かめ、自分の言葉で向き合おうとする。
だが、そんなお嬢様を誰よりも愛しすぎた侍女マリベルは、黙っていられない。
黒塗りの鉄扇を手に、騎士団だろうが、王城だろうが、神殿だろうが、主に理不尽を向けた相手を礼儀正しく正座させていく。
「お嬢様ああああああああああああああああ!!!!」
お嬢様は逃げない。
侍女は止まらない。
そんな二人が、今日も王都の理不尽を礼儀正しく正座させていく。