あらすじ
【土木技師】のカイトは、勇者パーティーの“雑用係”。彼のスキル『構造把握』は戦闘では役立たずと見なされ、魔王城の前でついに追放されてしまう。
転送された先は、魔物すら寄り付かない不毛の辺境。
「ならば、この地に俺だけの都市を創ろう。」
彼は土木技師としての知識をフル活用し、ダンジョン核を利用した完全防衛都市『アゴラ』の設計図を引く。建材の調達、用水路、防御壁、さらには経済循環までも――。
気付けば、辺境の村は大陸一の資源供給地へと変貌。
一方、カイトを追放した勇者パーティーは戦費不足で崩壊寸前。借金まみれの勇者が「助けてくれ」と辺境に現れた時、カイトは都市の頂上からこう呟く。
「ここは俺の国だ。入場料は金貨一万枚からだぞ」
――これは、追放された男が“不要なスキル”で世界最強の経済帝国を築く物語。