あらすじ
山の奥の大きな森には、三匹の小さな動物が暮らしています。
いつも気持ちよさそうに眠っているポンポコ猫。
世界をもっと知りたくて、今日もカリカリしながら高い場所から遠くを見つめるハリネズミ。
強くなりたくて、いつも背伸びをしているハリネズミ。
三匹は、ずっと一匹で生きてきました。
けれど、ある日小さな小川で出会い、少しずつ一緒に過ごす時間が増えていきます。
森の不思議な出来事、美味しいもの探し、ちょっとした冒険。
三匹は、同じ考え方をするわけでも、性格が変わるわけでもありません。
怖がりなところも、頑固なところも、変わりたい気持ちも、そのまま。
それでも、ときどき隣にいる。
『もりのさんびき』は、
一匹で生きてきた三匹が、一匹で生きることをやめないまま、ときどき三匹になる物語。
それぞれ違うまま、同じ森で過ごす小さな日々を描いた、やさしくて少し不思議な森の物語です。