あらすじ
【第一部:共鳴する業(ごう)と契約】
サリエール全土から排除対象とされた少女・クロエは、かつて自身の能力を隔離した「箱庭」で死を待つ身だった。しかし、彼女の前に現れたのは、世界中の裏組織を掌で操る謎の商人・ジーク。彼は世界を敵に回してでもクロエを買い取り、逃亡の旅路へと連れ出す。国境の鉄壁を蹂躙し、二人は管理された箱庭の果てへと飛び出した。
【第二部:真実の対峙】
国境を越えた先で明らかになる、世界の歪んだ真実。クロエを消そうとする組織の正体と、ジークが隠し持っていた「商人」以外の顔。逃亡生活の中で、二人の関係は「契約」から、抗えない「執着」へと形を変えていく。滅びゆくクロエの運命を書き換えるため、ジークは再び世界という盤面をひっくり返そうと画策する。
【第三部:終焉と再生】
すべての因縁が収束する箱庭の最深部。ジークが牛耳る組織の全貌と、二人の出会いが必然であったことが明かされる。世界を滅ぼすか、あるいは最愛の君を救うか――。背徳の商人である男は、ついに自らの運命すらも売り払い、クロエとの永遠を掴み取るための最後の契約を結ぶ。