あらすじ
近未来――。
人権侵害が深刻化した日本は、従来の法制度では解決できない問題に対応するため、ある「特区」を設立した。
そこは、国家がこれまで踏み込めなかった領域にまで介入する、特別な法が支配する場所。
そこで暮らす人々は、それぞれに過去を抱え、ある事件をきっかけに運命を交差させていく。
正義とは何か。
自由とは何か。
そして、人間の尊厳とは何か。
複雑に絡み合う謎、隠された真実、国家の思惑。
一つの事件が、やがて特区そのものの存在意義を揺るがしていく――。
社会制度と人間心理を描く、社会派ディストピア・ミステリー。