あらすじ
身に覚えのない罪で断罪され、処刑された。次に目を開けたとき、リーゼは数週間前の朝に戻っていた。死に戻り——けれど彼女が時を巻き戻すのは、自分を救うためではない。
愛する人、公爵アルヴィスが殺される。それを止める方法をリーゼは一つしか知らない。彼に向かう刃の前に、自分の身を投げ出すこと。彼女が身代わりに死ぬと、時は巻き戻り、彼は何事もなく生きている。そして——彼女のことを、何一つ覚えていない。
何度死んでも、彼を殺そうとする"何か"は消えない。全ての死を覚えているのはリーゼだけ。それでもアルヴィスは、理由もわからぬまま彼女に惹かれ、庇い、手を伸ばしてくる。忘れているはずの記憶が、彼の奥で疼くように。
何度死ねば、二人とも生き残れるのか。繰り返す死の果てに、リーゼは彼を殺し続ける本当の"敵"へと近づいていく。
全30話・毎日更新・完結までノンストップ。