あらすじ
2038年。
新東京都に怪獣が出現した。
珠弥子は特殊生物対策局(特対)で怪獣と戦っている高校三年生だ。
日常と戦闘をこなす珠弥子の前に、その怪人は現れた。
「きみのことは誰が守るの?」
怪人と相対した珠弥子は、戦闘中にかけられた言葉に動揺する。
自身を「怪獣や怪人の組織の幹部」と称する怪人と邂逅と戦闘を重ね、珠弥子は怪人を捕まえることに成功する。
「俺が守ってあげるよ。きみと一緒にいるために、俺は何にだってなるよ」
珠弥子は味方となった怪人と、絶えず出現する怪獣や他の怪人と戦うようになり──
「夢の中まで守ってくれないのなら、守るなんて言わないで」
──怪人に、惹かれていく。
--------------
「俺の中身はぐちゃぐちゃで、どこまでが人間じゃないのかわからないんだ。綺麗な話じゃないからしたくないよ、聞かせたくない」
神様はこの世界に、獣と人間以外には作らなかったのだろうか。綺麗な話なんていらないのに、彼は私が綺麗だと思う金髪の姿の話をすることを拒んだ。
わけられたのは獣と人。その間に名前をつけたのは人間たちで、彼の名前は私がつけた。
──もしも人間なら。
自室に戻ってから、考えてしまった。
考えると絶望する。その深い底に、本当は、絶望以外のものがあるとわかっている。
──もしも彼が人間ならば、共に生きることはできるだろうか。
✳︎他サイトで完結済みのものを転載していきます✳︎
✳︎表紙絵はAIイラストを使用しました✳︎