あらすじ

八十代の夫婦、正雄と靖子。 二人とも、少しずつ記憶があやふやになってきた。 昨日のことが、先週のことが、もうはっきりしない。 それでも朝になれば、お茶を二つ持ってくる。 きゅうりの酢の物を作る。 冷めたお茶を、両手で包む。 何も起きない一日の、何でもない会話。 覚えていなくても、そこにある五十年分のやりとり。 今日も、どこかの縁側で、二人は同じ方向を向いている。

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カクヨム
カクヨム2026/07/07
  • 現在の作品老夫婦の日常