あらすじ
中国五千年の歴史――。
そこには、ただの王朝の興亡ではなく、数々の「逆転の英雄物語」が存在した。
貧しい農民だった少年が皇帝となった朱元璋。
特別な家柄を持たない地方役人から天下を奪った劉邦。
奴隷の身から成り上がり王朝を築いた石勒。
そして社会に認められなかった農村青年から巨大勢力を作り上げた洪秀全。
なぜ中国では、身分の低い者が天下を取る物語が何度も生まれたのか。
その背景には、王朝の腐敗、民衆の苦しみ、反乱、そして新たな英雄の登場という「破壊と再生」の歴史があった。
さらに中国史を特徴づけるものが、巨大な軍勢の物語である。
歴史書に残された壮大な数字は、時に敵を威圧するための心理戦として利用され、戦場では兵力そのものが武器となった。
これは単なる歴史の記録ではない。
現実の出来事に、伝説や誇張、英雄たちの物語が重なり合って生まれた――
「中華五千年」という、世界最大級の歴史ドラマの物語の一部を抜粋する