あらすじ

一九四五年、戦時下の播磨。 事件記者を志す青年・穂村伝次(ほむら でんじ)は、不本意にも人気占い師・湖城冨美子(こじょう とみこ)の取材担当を命じられる。占いなど新聞に不要だと考える伝次だったが、講演会の最中、卯津羅(うづら)軽便鉄道で大規模な脱線転覆事故が発生する。 ようやく追い求めていた大事件に巡り会った伝次は、惨状を記録するため現場へ駆けつける。しかし事故の裏では、軍が何かを隠蔽しようとしていた。現場で撮影した写真は消え、取材は禁止され、さらに上司までもが謎の失踪を遂げる。 「未来が見える」と語る占い師と、「真実を書きたい」と願う若き新聞記者。 戦時下の小さな町で、二人は国家に封じられた真実へと足を踏み入れていく。

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カクヨム
カクヨム2026/07/07
  • 現在の作品占う冨美子と書く伝次