あらすじ
幼き頃、母を亡くしたアドルシュタイン家の三姉妹。
長姉、若き当主・ヴィクトリアは、結婚適齢期を迎えていた。隣国との情勢が不安定になる中、幼馴染の騎士カシアンへ契約結婚を持ちかける。
完璧な婚姻契約書。『私的感情を前提としない』という一文まで盛り込んだ合理的な契約のはずだった。
「お前、本当に俺を好きにならないんだな?」
長年ヴィクトリアを想い続けてきた幼馴染騎士のその一言に、仕事一筋の女帝は意味が分からない。
恋愛より領地。
感情より責任。
そう信じて生きてきたヴィクトリアだったが、契約結婚をきっかけに二人の日常は少しずつ変わり始める。
これは、「責任」しか知らなかった女帝が、「信じる」という強さを知るまでの契約結婚物語。
※手持ち原稿は完結まで執筆済みです。