あらすじ

「お前との婚約を破棄する。聖女の資格もない偽物めが」 聖女認定式の場で、王太子ロイドから突きつけられた婚約破棄。真の聖女の証である『月光紋』が見えないことがその理由だった。 でも――見えないのは当たり前。だってあなたは一度も、私を見ていなかったのだから。 この国唯一の『真正の聖女』セレスティアの中身は、過労死した元・現代日本のブラック企業勤め、佐倉澪。感謝もされず、休日も返上で、毎晩ひとり国境の結界を張り直す日々。前世も今世も社畜街道まっしぐらだった彼女は、聖女の宝冠を静かに床に置いて、こう告げる。 「では、聖女の仕事も辞めさせていただきます。今日限りで」 喚かない。取り乱さない。涙も見せない。だって知っているから――『引き継ぎゼロで人が辞めた会社が、どうなるか』を。 ステータスを隠して『新人冒険者ミオ』として再出発した彼女を待っていたのは、肩書きもしがらみもない、自分の名前で対価を受け取る本当の『働く』日々。そして、彼女の月光紋が見える、たったひとりの不器用な人との出会いだった。 ざまぁ、痛快退職劇、そして本物の幸せへ。静かに始まる、心温まるスローライフ・ラブロマンス。

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小説を読もう2026/07/07
  • 現在の作品婚約破棄されたので聖女の仕事も辞めさせていただきます~転生した私の月光紋を、あの人だけが見ていました~