あらすじ
◆あらすじ
地味で恋人もおらず、現実に飽き飽きしていたOLのマユは、乙女ゲー世界に転生することを夢見ていた。
そんなある日、マユはトラック事故に遭い即死。
目が覚めると、そこは大ファンだった乙女ゲー世界だった。
聖女のアステリアに転生してしまったようだが、聖女モノにも精通していたマユは大喜び。
さっそく自分の運命を変えるために奮闘しようとするも、なんだか様子がおかしい。
亡霊の声に悩む聖騎士。狂気に陥った聖剣に操られる剣士。
精神を蝕まれ、部下を襲うようになってしまった魔王。
マユが知っている原作とは、キャラ設定や展開が異なっている。
どうやらこの世界は何らかの原因で怪奇現象が多発する、
『呪いのゲーム世界』になってしまったようだ。
大好きなキャラクター達が心を壊され、
幸福を奪われていくことに我慢がならないマユは、
この世界を呪う元凶を探し出し、世界を本来の姿に戻ため冒険に出る。
アステリア=マユは、呪いによって正気を失った、
かつてのメインキャラクター達を次々と浄化していく。
大好きなキャラクター達が心を壊され、幸福を奪われていくことに我慢がならないマユは、この世界を呪う元凶を探し出し、世界を本来の姿に戻すと決意。
改変せず、本来の姿に戻す――
それは自分が存在する異世界を否定する必要があるのかもしれないということだ。
それでも、マユはアステリアとして奮闘する。
あのつまらない現実で、自分を救ってくれたゲームの世界を守るために。
◆◆登場人物
◆アステリア(マユ)
「笑顔が見られない乙女ゲーなんて、乙女ゲーじゃない!」
乙女ゲーの聖女ヒロインに転生した、地味なゲーム好きOL。元の名はマユ。
現実に飽きていており、乙女ゲー世界への転生を待望していたため、夢が叶った。
……のだが、乙女ゲー世界はまるでバグったかのような狂気に満ちていた。
ゲームを愛しキャラを愛するマユは、本来の世界を取り戻すため、
呪いの元凶を調べて解決することを目指す。
乙女ゲー以外のゲーム、ホラゲーも好きだったため攻略感覚で謎を明かしていく。
さらに直接触れた対象を「浄化」できるが、無防備なためデメリットも大きい。
性格は地味だが、誠実で正直なため周囲には好かれる。
◆騎士デューカリオン
「もう、二度と俺に近づくんじゃない……」
アステリアと婚約を交わしていた騎士にして、幼なじみ。紳士的で勇猛。
……という運命だったはずが、亡霊の声に苛まれており激しい鬱を発症している。
亡霊の声は彼を廃人にしようとしていたが、アステリアがそれを看破。
原因だった亡霊を浄化することで正気に戻り、アステリアを改めて慕うように。
さらに亡霊の出現を促した黒幕の存在を知ったことで、アステリアをサポートする。
◆剣士ヴォ―ド
「剣が血を求めるんです……聖女よ、僕を罰してください……!」
神に祝福を受けた聖剣を奮う青年剣士。豪放磊落、大胆ながらも頼れる性格。
だったのだが、聖剣がある日突然「魔剣」化し、旅人を襲う怪人と化してしまう。
命を賭したアステリアの白刃取りによって魔剣が聖剣に戻り、罪を償うためにアステリア一行に加わる。
デューカリオンとはアステリアを巡って争う仲。
◆魔王グライマス
「魔族も人間も関係ない……世界は……ku8bm.¥¥.i9つho#$9……」
魔族を率いる魔王であり、本来はアステリアと協力して人間を支配しようと画策するキャラ。
だが具体的な行動を起こす前に、なんらかの要因で精神汚染を受けて自我を失いかける。
以来、暴走する破壊願望を抑えるため自ら封印空間に入り、眠りについていた。
故に魔族の間で権力闘争が起こってしまうが、アステリアの尽力によって世界に帰還。
世界を侵す者を追求するためアステリアの仲間に。尊大ながら配下の無事を願うツンデレ長髪美青年。
◆賢者クロネア
「転生者を認めるぐらならば、こんなゲーム……バグってしまえばいいのよッ!!」
アステリアが住む王国の伝説の女性賢者。
だが、その正体は――?