あらすじ
【現実逃避の解像度が高すぎる!!】
アルカディア王国、滅亡の危機。
白亜の王城が炎上する中、10歳の少年王子アルトが取った国家存亡を賭けた(?)選択――それは、部屋の隅の頑丈な宝箱に「首までどっぷり引きこもる」ことだった!
「嫌だね。ボクはここで箱になる」
しかし、主君の安全(と出荷)を最優先する脳筋騎士レオン&カイル(ともに身長190cm・筋肉の質量《バルク》規格外)は、王子を箱ごと無慈悲に施錠!
「いざ、出荷ァァーーーッ!!」と、禁制品の密輸よろしく城外へ投げ飛ばした!
実質的な歩数・ゼロ歩。
こうして、宝箱に詰められた王子と、ふたりの超人ゴリラ騎士による前代未聞の爆走逃亡(?)劇が幕を開ける!
「ボクをエサにしてトカゲ(竜騎兵)の動きを止めて! 突いた重力で楽に倒せるでしょ!」
「なるほど、己の肉体ごと兵器に変える超速の強襲戦術……アルト様、天才か……!?」
本人はただ一歩も歩きたくないだけなのに、周囲の「天才的な勘違い」と圧倒的筋肉によって、逃げていたはずのルートはなぜか帝国への電撃侵攻作戦へとすり替わっていき――!?
いつでも内側から蓋をパカパカできる、通気性だけは抜群な宝箱の中からお届けする、爆走ハイテンション・コメディ!