あらすじ
かつて世界には、四体の巨大な「珍獣」と呼ばれる存在がいた。
その骸の上に、人々は暮らしている。
その一体――地脈獅子(ちみゃくじし)。
かつて その骸は戦乱の時代だった
争いは終わりの見えない時代へと続き、人々は恐怖の中に生きていた。
しかし、その戦乱を終わらせた者たちがいた。
朱雀の名を継ぐ一族――朱雀院家。
そして、彼らに仕えた最強の侍集団――十神将(じゅうしんしょう)。
彼らは力を合わせ、地脈獅子を統一し 地脈獅子に平和をもたらした。
その後、朱雀院家はこの骸を治める幕府を開く。
それが――朱雀幕府である。
戦乱の終結から、十四年。
平和な時代。
しかし、その影でこの世界の厄災は、何かが静かに動き始めていた――。
そして今。
十神将の大将・切羽団十郎の息子――
切羽切太郎が、朱雀京へと呼ばれた。