あらすじ

王太子妃リディアは、夫アーヴィンを愛し、妃としても妻としても彼の隣に立ち続けてきた。 けれど、いつ頃からか王宮では「王太子殿下には寵愛する令嬢がいる」と噂が流れ始める。しかもリディアは、裏庭でアーヴィンが伯爵令嬢ミレーユを抱き締めている姿を見てしまった。 それでも彼女は、夫を信じようとした。 だが、二人だけの大切な場所である薔薇の間に、ミレーユが当然のように現れる。妃の席に座り、夫から贈られた茶器に触れ、親しげにアーヴィンの名を呼ぶミレーユ。リディアは王宮の礼節を守るため、穏やかに注意する。 しかしアーヴィンは、妻の言葉ではなくミレーユの涙を庇った。 妃としての立場も、妻としての心も守ってもらえなかったリディアは、完璧な微笑みを浮かべて告げる。 「あなたには、がっかりです」 妃としての務めは果たす。けれど、妻としての心はもう差し出さない。 静かに傷ついた妃と、失って初めて妻の愛に気づく王太子の、切ない王宮ロマンス

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カクヨム2026/07/07
  • 現在の作品「あなたには、がっかりです」妃の心を守らなかった王太子の後悔