あらすじ
【あらすじ】
世界が壊れて、ゾンビだらけになったサバイバルな現代。国からゾンビ駆除の職務を背負わされた公務員たちの職場に、45歳の万年ヒラ補助員・コトーさんがいた。
自分からは絶対にアクションを起こさず、何も決めない、おとなしすぎるコトーさん。彼は、ラーメンマン顔のマッチョな関西人の同僚・村上たちから、100%の親愛の情を込めたバカバカしいエロ話のいじりを受け、笑顔の伸縮運動だけでその場をやり過ごしていた。
だが、そんなコトーさんを鉄格子の物陰から冷徹に凝視する、一匹の奇妙なゾンビがいた。泥水で洗ったアルマーニのスーツをピシッと着こなし、死してなお「自分史上最高」を目指して熱く生きる熱血ゾンビのロジさんだ。
ロジさんは、コトーさんの目が1ミリも笑っていないことに気づき、ゾクッとするような違和感を覚える。
「おれは元気な人間を食べたい。だが……このよく笑う真面目なおじさんは、本当に『元気な人間』と言えるのだろうか?」
おとなしすぎる真面目な男(人間)と、熱すぎる向上心を持った怪物(ゾンビ)。
二人の奇妙な出会いから、この狂った世界の生と死が、静かに、そしてバカバカしく裏返り始める――。
宮藤官九郎風の爆笑ノリツッコミと三谷幸喜風の緻密なシチュエーション、そして冷徹な心理洞察が融合した、中高生から大人まで脳髄を粉々に爆破される、前代未聞の不条理ノワール寓話!
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