あらすじ
【公募用の結末までのあらすじのため、ネタバレ注意】夏休み一日目、星坂町に暮らす小学五年生の風岡ナギサは、古道具屋「まるふく堂」で、しゃべる青いリュック・ポッケと出会う。ナギサは夏休みの終わりに隣町へ引っ越すことを幼なじみのミウや友人のタイガたちに言えずにいた。そんな中、町の時計台が七月二十一日午前八時で止まり、ナギサの夏休み帳から一枚のページが消える。翌朝、日付はまた七月二十一日に戻っていた。昨日の記憶を持っていたのはナギサ、記録好きのミウ、行動派のタイガ、不思議な気配に敏感なスズ、そしてポッケだけだった。ポッケは町の夏休みが何者かに食われていると告げる。四人はポッケの地図に浮かぶ空白を頼りに消えた夏休みのページを取り戻す冒険へ出る。商店街のアーケードは宇宙船になり駄菓子屋の奥には雲の上の駅が現れる。校庭の地下では忘れられた落とし物たちが王国を作りゲームセンター、バス停、神社、プラネタリウムにも町の記憶が形になった地図にない場所が隠されていた。四人はそれぞれの場所で七枚のページを取り戻していく。しかし町の霧は濃くなりミウが雲の駅を一瞬思い出せなくなる。町だけでなく四人が過ごした時間まで消え始めていた。ナギサはついに、夏休みが終われば転校することを仲間に打ち明ける。離れても忘れない、また会えると確かめ合った四人は、七枚のページと破れた地図を合わせ、時計台へ向かう。時計台の中にいたのは昔の夏休みや町のにぎわいを失いたくない存在、トキワスレだった。トキワスレは次が来れば今が遠くなると恐れ、七月二十一日を止め続けていた。ナギサは、自分も転校が怖くて終わりを言えなかったと話し、時間を止めなくても、歩いた道や思い出は消えないと伝える。トキワスレは最後のページを差し出し、時計台の針は動き出す。翌朝、星坂町には七月二十二日が来ていた。夏休み帳のページはすべて戻り、四人が歩いた場所は、ぼくらの町のヘンテコ世界地図として一枚につながる。誤字脱字、規制されそうな禁止用語、表現を使用していないかの確認にAIを利用。