あらすじ
下町の貧しい薬草師・リリアは、ある日、行き倒れていた美しい青年を助ける。彼の正体は、帝国で最も冷徹と恐れられる若き公爵・アルベルトだった。彼が抱える奇病『不眠の呪い』をリリアの作った特製の香油が和らげたことから、彼女は公爵邸のお抱え調香師として召し抱えられることに。身分違いの差に戸惑うリリアだが、アルベルトは彼女にだけはどこまでも優しく、熱い視線を向けてきて――。孤独な公爵と健気な薬草師が紡ぐ、甘くて少し切ない、奇跡のシンデレラ・ストーリー。調香の香りに包まれながら、二人の距離は次第に縮まっていく。