あらすじ

世界に七つの巨大な穴――ダンジョンが現れてから十年以上。 アメリカ、ブラジル、日本、中国、ドイツ、南アフリカ共和国、アラブ圏。 それぞれに一つずつ現れた穴から魔物が溢れ、人類は一度、大きな被害を受けた。 だが、魔物を倒した者は魔力を吸収し、最初の一体を倒した時にスキルを得る。 人類はその力で魔物を押し返し、やがてダンジョン探索は一大産業となった。 日本唯一のダンジョンは、東京・銀座にある。 銀座ダンジョン第一層で日銭を稼ぐ底辺探索者、朝倉蓮司。 彼のスキルは《強化》。 説明はただ一つ。 敵を倒すほど強くなる。 しかし、この世界では魔物を倒せば誰でも成長する。 そのため《強化》は「そんなの全員そうだろ」と笑われ、実質スキルなしの外れ扱いを受けていた。 同接三人。 登録者も少ない。 第一層の雑魚魔物にも手間取る。 そんな蓮司の日常は、ある日の配信中に崩れ始める。 第二層から逃げてきた探索者。 瀕死のまま第一層へ上がってきた格上の魔物。 逃げ場を失った蓮司は、最後の保険だった魔法道具で魔物にトドメを刺す。 その瞬間、視界に今まで見たことのない文字が浮かんだ。 岩皮猿の特性を吸収しました。 筋力が上昇しました。 耐久が上昇しました。 打撃耐性が上昇しました。 外れだと思われていた《強化》の正体。 それは、倒した魔物の特性を少しずつ自分に取り込む成長スキルだった。 底辺探索者だった蓮司は、配信を通して少しずつ注目されていく。 これは、誰にも期待されなかった外れスキル持ちが、銀座ダンジョンの底辺から成り上がっていく物語。

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カクヨム
カクヨム2026/07/07
  • 現在の作品外れスキル《強化》は、倒した魔物の特性を吸収する 〜同接三人の底辺探索者、銀座ダンジョン配信で成り上がる〜