あらすじ
東京。
慣れない空気、聞き取れない言葉、
そして、誰も私を知らない街。
ここなら少しだけ、息ができると思っていた。
けれど、その街で私は思いがけない出会いをする。
言葉よりも先に行動で優しさをくれる人。
不器用なくせに、なぜか目が離せない人。
時が流れ、二十四歳になった私は、もう一度東京へ向かった。
今度は逃げるためではなく、自分の足で生きてみるために。
ワーキングホリデーの毎日は、戸惑いと胸の高鳴りの連続だった。
新しい仕事、新しい人間関係、そして新しい恋。
二度目の恋は、まるで花火のように眩しく始まった。
けれど、誤解とすれ違いの果てに、あっけなく崩れていく。
そして、三度目。
同じ街で、再び動き出す運命。
もう終わったはずの想い。
忘れたはずの名前。
それなのに、再会した瞬間、胸の奥が静かに揺れた。
二度の別れを越えて、もう一度始まるこの感情は、
本当に恋なのか。
それとも、また私を試そうとする運命なのか。
東京で出会い、傷つき、それでももう一度誰かを信じたいと願う、
不器用な大人たちのワーキングホリデー・ラブストーリー。