あらすじ

筆頭魔導官エルシアは、王都を守る大結界の更新も、王宮の魔導管理も一人で支えてきた。 けれど婚約者である第一王子は、幼馴染の聖女を何より優先する。 年に一度の結界更新すら「君なら大丈夫だろう」と押しつけ、エルシアが命を削って儀式を終えても、その努力を見ようとはしなかった。 「強いから、後回しにしていい」 そんな扱いには、もう限界だった。 婚約解消と辞表を突きつけ、王宮を去ろうとしたエルシアは、その日のうちに王宮の地下がダンジョン化していることに気づく。 しかも迷宮の最奥には、三年前に行方不明となった第二王子リュカがいた。 「王宮から去るなら、こちらで働かないか。僕の補佐として――君の力が必要なんだ」 迷宮の主となり、王都を見えない場所から守り続けていた第二王子。 彼だけは、誰にも見られなかったエルシアの仕事を、三年間ずっと知っていた。 もう、第一王子のために働くつもりはない。 元婚約者たちが、筆頭魔導官を失った王宮の危機に気づく頃。 エルシアは迷宮の主のもとで、新しい仕事と居場所、そして自分を決して二番目にしない人との恋を手に入れていく。

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カクヨム
カクヨム2026/07/07
  • 現在の作品王宮の地下がダンジョン化していることすら気づかず、幼馴染を優先する無能な第一王子に見切りをつけた筆頭魔導官は、迷宮の主である第二王子殿下に再就職を勧められました