あらすじ
「君が好きだ。明日の舞踏会、俺の婚約者として踊ってくれないか?」
五歳からの幼馴染、ずっと慕っていた侯爵令息に告白された子爵令嬢レイシア。
夢が叶ったと信じた。
——彼の友人達が笑いながら出てきて、賭けた金貨の話をし出すまでは
笑って「冗談だろ?」と言う幼馴染。それを聞いて、距離を取ることを決意するレイシア。
翌日の舞踏会、彼は何食わぬ顔でレイシアとファーストダンスを踊ることを求める。
レイシアは静かに告げる。
「お断りします」
令嬢の恋心を賭けにした悪ふざけは、見事なまでに侯爵令息自身に跳ね返っていく。