あらすじ

北の最果ての村で「魔物飼い」と蔑まれ、孤独に生きていた十二歳の少年フィン。彼はある日、討伐軍に追われ深手を負った白銀の龍「カグラ・ネーヴェ」と出会う。死の間際、龍が彼に託したのは、乳白色に輝く一つの卵と「生かせ」という遺言だった。 卵から孵ったのは、琥珀色の瞳と銀の髪、そして小さな角を持つ「人の姿をした龍の子」シュノ。フィンは、相棒の魔物ディグナと共に、シュノを「妹」として育てる決意をし、村を捨てて王都へと向かう。 王都で出会った変わり者の魔物学者アイザックや、古書店の店主アルヴィンの助けを得て、フィンは少しずつ「父親」としての自覚を強めていく。しかし、世界において龍は「厄災」であり、龍を討った英雄セルン・アルトリウスは正義の象徴として称えられていた。 「龍は本当に悪なのか?」 記録された偽りの歴史と、目の前の純粋な命の間で揺れ動くフィン。さらに、シュノを「神」と崇める狂信的な教団の影が迫る中、彼らは龍のルーツが眠るという「東の果て」を目指して、新たな旅に出る。

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カクヨム
カクヨム2026/07/06
  • 現在の作品君が空へ帰るまで —魔物飼いと龍の子—