あらすじ
魔王復活の時代。
世界を救うために現れた勇者レオンは、王城の地下に封印されていた伝説の「勇者の剣」を抜くことに成功する。
しかし、その剣に宿っていた力は、人々が想像していたような派手な魔法ではなかった。
能力はたった二つ。
勇者にしか抜けないこと。
何よりも鋭く、あらゆるものを斬れること。
「強いけど……思ったより普通だな」
そう感じたレオンは、ある疑問を抱く。
魔王のような遠距離攻撃を使う強敵を相手にするなら、わざわざ近づいて斬る必要はないのではないか。
その発想から、彼は一人の鍛治師に頼み、勇者の許可によってのみ可能となる聖剣の加工を決意する。
そして一本の伝説の剣は、複数の投げナイフへと姿を変える。
それは聖剣への冒涜なのか。
それとも、勇者の力を最大限に活かすための進化なのか。