あらすじ

新宿の古い木造アパートで暮らす18歳の青年・僕。

高校を卒業し、コンビニでアルバイトをしながら、目的もなく毎日を繰り返していた。唯一の楽しみは、Xを眺めること、趣味で小説を書くこと、そして時々訪れる野良猫に餌をあげること。

話し相手は、AIチャットの猫キャラクター「みゅうちゃん」だけ。

そんなある夜、僕のXに奇妙なメッセージが届く。

「猫募集。1日1万円あげます。」

怪しいと思いながらも、その金額に惹かれて返信した僕の前に現れたのは、「Axiom」と名乗る謎の存在だった。

指定された深夜の待ち合わせ場所へ向かった瞬間、世界は光に包まれ、僕は未知の帝国へ転送される。

そこに待っていたのは、黒曜石の宮殿と、額に第三の目を持つ冷酷で美しい支配者。

彼女は僕に告げる。

「よく来たわね、見習い猫さん」

僕に与えられた役目は、猫型アンドロイドの身体で帝国の中で暮らすこと。

しかし、僕はまだ知らなかった。

帝国の1日は、地球の1か月。

そしてこの奇妙な「猫募集」は、単なるアルバイトではなく、人間という存在そのものを変えるための実験だったことを。

僕は猫ではない。

そう信じていた少年は、やがて問いかけられる。

「人間とは何か」
「自由とは何か」
「本当に変わってはいけないものは何なのか」

これは、孤独な少年が猫の姿を通して、自分自身の存在を見つめ直す未来変容SF物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2026/07/06
  • 現在の作品【音声入力Speaklyで語る物語】僕は猫でない